いわゆるママ友
ムーラン(林)です。
「ママ友」と言っても、コレは娘のことではなく、私のことでもなくて、私の母のことである。
母たちが子育てしていた頃は、もちろん「ママ友」などという言葉は存在しなかったが。
私が育った地域は、同じ年頃の子どもたちがたくさんいた。そんなに車も多くなかったし、周囲に公園がたくさんあって、私はいつも外で遊び回っていた気がする。
当然母たちも、同じ年頃の子どもを持つ母親同士、交流があった。今のようにスマホも携帯もないので、直接会って情報交換が主流。学校から帰ると家に近所のおばちゃんがいた、なんて事もあった。
私も近所のおばちゃんたちには、ずいぶんお世話になった。
その後、それぞれ引っ越したりしてバラバラにはなっているのだが、母たちはいまだに年賀状や電話での交流は続いている。
その何人かの「ママ友」たちが先日、名古屋駅でランチをしたそうな。ひ孫もいるようなお婆さんたちである。
母に「名古屋駅の金時計で待ち合わせした」と聞いて「何でそんな人の多いところ‼️90ヅラ下げた婆さんたちが待ち合わす場所じゃない」と思ったのだが。
その中の1人の娘(つまり私の幼馴染)とは私もSNSで繋がっているのだが、彼女も「ウチの母、1人で行けるんだろうか」と心配していた。
でも、結果、ちゃんと会えて、ランチして、すごく楽しかったらしい。
幼馴染が母親にカメラを持たせてくれ、お店の人に撮ってもらったそうな。
見せてもらうのが楽しみ。
きっと、孫の話からひ孫の話まで、話に花が咲いた事だろう。みんな耳が遠くなっていたりするので、大きな声で騒がしかったに違いない。
この人たち、90歳前後のお婆さんたちだが、半世紀以上前の正真正銘「ママ友」なのである。