ひとつずつ・・
ムーラン(林)です。
2016年が明け、1月も後半。本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、今年はどんな年になるのやら・・
私の両親は健在だが、最近実家を訪れる度に感じることがある。
母は年相応に薬の世話になりながらも、足も丈夫だし元気、多少耳が遠い程度である。
だが、父。シッカリはしているものの、杖なしでは歩けないし、たまに立つのも困難な時がある。
魚釣りや航空ショー、あんなに外に出るのが好きだった父も、めっきり家に居る人に。
先日も久しぶりに大腸の検査をしたのだが、病院内の移動は車椅子にお世話になった。
少し前までは、見栄っ張りの父が車椅子に素直に乗るなんぞ考えられなかったのだが・・
どうやら妹が亡くなってから、ガタっと来たようで、会うたびに活動レベルが低下して行くのを感じる。
母はその父を支えねば、と頑張っている。
話変わって、先日の連休。東京の娘一家が帰省していた。
1歳3ヶ月の孫は動き回り、目が離せないものの、コミュニケーションもそれなりに取れ、
ますます可愛く、面白くなっていた。
月に1回は会っているのだが、会うたびに精神的にも肉体的にも確実に活動レベルが上がっている。
両親は、ひとつずつ出来ないことが増えていく。
孫は、日々ひとつずつ出来ることが増えていく。
当たり前と言えば当たり前のことだけど、こうして世代は代わり、
命は繋がって行くのだと・・・
こんなことをしみじみ感じた、2016年の幕開けであった。