高校時代

 

榊原(葉っぱ)です。

先日高校時代の同窓会の案内状が届いた。
満50歳を機に始めた同窓会、4年ごとオリンピックのある年にやることになり
今年で3回目。

私は2回とも出席したが、今年は欠席と返事をした。
1回目の時も2回目の時も懐かしく楽しい会であったのだが、
今回は欠席とした理由が私にはある。

実は・・・私には高校時代の友で今も続いている人が誰もいないのである。
なので、前回も前々回も行かないつもりでいたのだが、
ムーランが「行っておいでよ。絶対楽しいから。」と勧めてくれたので、出席した。

恐る恐る行ってみると(たぶん私のことなんか覚えていないと思っていたので)、
会場に入るや「あ、はっぱ~。」とたくさんの人に声をかけてもらい、
あまり話をしたことがなかった男子(今はおじさん)とも話をした。

それでも、気づくと私はぽつんと一人になり居場所がないのである。
私の親しかった友達は誰も出席していず、
あちこちのグループは思い出話に盛り上がっている。

高校時代は嫌な思い出もなくそれなりに毎日楽しかった。
しかし、私は部活を一生懸命にやったわけでもなく、
普通の真面目なひょろりとしたのっぽの女子だった。
恋をしたこともなく、ただ真面目に学校に通っていただけだ。

同窓会で話してみると、
クラスの有志で山に登ったことや、海に行き民宿にも泊まったりしたみたいなのだが、
私の記憶の中では「そんなこともあったような・・。」というくらいなのである。

またまた娘の話になってしまうが、
私は娘が羨ましい。

娘は高校入学3日めにしてスカートをじょっきり短く切ってしまった。
自分の部屋にこもりなかなか出てこないので、
「珍しく勉強しているなぁ。」と思っていたら、
なんとプリーツスカートを潔く切ってしまい、自分で裾の始末をしていたのである。
私は翌日娘の切ったスカートの切れ端をみて唖然としたのでるが、
きれいに祭り縫いしてあるのに感心もした。
切ってしまったからにはもう長さは戻らない。
先生から指導の電話は何度もかかってきた。
スカートだけでなく髪型やバイトのことでもかかってきた。
それでも、娘は先生と仲良しだったし、私も先生と仲良し(?)だった。
友達は遠いのによく我が家に泊まっていったし、
娘も友達の家によく泊まらせてもらった。
自然に親どうしも仲良くなり親たちのグループで旅行に行ったりもした。
娘は今でもたくさんの高校時代の友達がいる。
今でもとても仲良しだ。

本当に羨ましい。
私も高校時代はちょっとはめをはずしておけがよかったと思うのである。