『麒麟』ロス
ムーラン(林)です。
NHK2020年大河ドラマ『麒麟がくる』は観ていましたか?
私の場合、大河ドラマは毎年観る訳ではなくて、好きな時代が背景の時は必ず観ている。特に戦国時代が大好き。2020年は長谷川博己演じる明智光秀が主人公だった。
時代はドンピシャ、そしてイケメン好きの私は、元々長谷川博己のファンなので、「もう観るしかないしょ」って感じで2020年が明けた。
ところが、沢尻エリカの不祥事に続き、コロナ禍。放映が遅れたり途中中断したりと波乱続きだった。が、そのおかげなのが何なのか、長谷川博己の顔がどんどん何というか、凄みを増してきた。うまく言えないけれど、明智光秀の苦悩する心情そのものが、セリフがない場面でも顔(表情)に表れていた気がする。
「敵は本能寺にあり」と決断した時の顔にも。
それと信長。かつて何度も大河で信長は登場した。当初、今回の信長役は染谷将太と聞き「え〜若すぎるし、全然イメージが違う」と思ったのだが、コレがさすがと言うか、まぁ凄かった。
回を重ねるにつけ、「本当に信長はこんな感じだったのではないだろうか」とさえ思えてきた。
そして先日迎えた最終回、「本能寺の変」
信長と光秀、その関係に泣けた。
自分を討ちにやってきたのが光秀と知り、「十兵衛(光秀)か。であるならば是非もなし」と言った信長。
涙を浮かべ、少し微笑みながら。。その一言に全てが込められていた気がする。
さすがの染谷将太、私はその演技に圧倒され、忘れられないシーンとなった。
そして驚いた事に、「本能寺の変」の3年後も描かれていた。観る人によってどうとでも解釈できる内容で。
ラストは、長谷川博己演じる明智光秀が軽やかに、爽やかに、馬を走らせている映像だった。明智光秀を演じきった役者、長谷川博己自身の達成感の顔でもあったと思う。
格好良かった〜ホントに。
トラブル続きでどうなることかと思ったが、久しぶりに見応えのある大河ドラマだった。
もうあの明智光秀に会えないのか‥
しばらく「麒麟ロス」に陥りそうな私です。