夢は叶う

ムーラン(林)です。

この「よもやま話」を書いてきて、私は自分が文章を書くのが好きなんだ、と改めて気づいた。自分の呆れる失敗をもさらけ出し、また様々な疑問や思い、気づきを書いてきて、それがとても楽しかった。

同じように葉っぱも書くことが好きで、たくさんの投稿をしてきた。そしてどちらからともなく「コレ、本にできたらいいね。還暦記念にしようか。」と話していた。

ところが、ここからが葉っぱと私の、何というか、いわゆる弱点なのである。

具体的にどう動けば本になるのか、ノウハウなんてサッパリわからず、何となくボンヤリ時をやり過ごしてしまう・・という。

当たり前だが、ボォ~っとしていても時は過ぎていくのであり、気づいたら還暦を迎える年になり、でもやっぱりボォ~っとするしかない二人。そこへニンカン後輩のタクちゃん(この㏋の管理もお願いしている)が「本にしませんか」と声をかけてくれて、「渡りに船」と飛びついたのである。

具体的な動き方をタクちゃんからご指南いただき、見積もりから何度かの打ち合わせ、入稿、校正、編集を経て、印刷手配、と事は進んだ。

年末年始にそれぞれいろんな事が起きたので、予定より多少遅れたが、それでも何とか平成最後の日に発行できた。表紙デザイン含め、全ての投稿のイラストもタクちゃんが描いてくれ、素敵な本となって私たちのもとにやってきた。

出来上がった本を手にして、感無量だった。

流通に乗せる(本屋に並ぶ)ことはないけれど、本屋さんに置いてあっても何ら遜色はない素敵な本だと思う。

快く帯を書いてくれた津村先生とトミケイはじめ、ネタ提供してくれた友人他、関わってくれた全ての人に感謝したい。

 

「夢が叶ったね。」と葉っぱと喜んだ。

思いがあれば、そしてそれを続けていれば、いつかその思いにつながる糸口が見つかり、そこから夢の実現につながる道が開けるのだと心から感じた。

つまり、「あきらめないこと」「続けること」なんだろうな、と思う。

私も、そして多分葉っぱも、それほど「努力した、頑張った」気はしてないのだが、ただ、好きなことを地道に続けてはきた。それだけは胸を張って言える。

そんな私たちの宝物、多く人に読んでいただけたら、と思っている。