星野先生を訪ねて
ムーラン(林)です。
秋晴れの日、11期の友人に誘ってもらい、京都宇治にいらっしゃる星野先生を訪ねた。
星野先生は元々桑名に住んでおられたのだが、今後のことなど考えられたのでしょう。
惜しまれながらも、潔く一切の仕事から手を引き、ご夫婦で宇治の「ゆうゆうの里」という施設に移られていた。
京都の街中からは外れ、山の傾斜を利用して建てたとても良いところだった。
食堂や喫茶室、診療所はもちろん、大浴場やジム、プール、娯楽室、図書室なども完備されている。
お部屋はエントランスや中庭まであり、広く、普通のお家のよう。
施設内を星野先生に案内していただいたのだが、想像以上に広く、設備も想像以上で、本当に素晴らしいところだった。
先生は「何にもしてない」と仰るのだが、畑仕事などもされ、まさに名前のとおり「悠々自適の生活とはこういうものだな」思った。
星野先生86歳。足取りも軽やか、お話していても頭脳明晰。まったく年齢を感じさせないお元気さだった。
私のことも旧姓までちゃんと覚えていてくださり、とても嬉しかった。
(先生曰く、初期の卒業生の方がよく覚えているとか。)
隣に寄り添う奥様はニコニコと終始笑顔、先生を信頼されているのが手に取るようにわかり、とても微笑ましかった。
奥様と仲良く、とてもゆったりと過ごされていて、お二人の柔らかい笑顔がとっても温かかった。
本当に素敵なご夫婦でした。
お二人に会い、私たちの方が元気をもらいました。
「年を重ねるというのは素敵だな」と。
星野先生、奥様、ありがとうございました。 また訪ねて行ってもいいですか?