母と義母
ムーラン(林)です。 連投ですが、今、書いておきたくて。
86歳父が入院した。腎機能が落ちていて、その上貧血が酷く、動けなくなった。
これまでも何度も入院する事はあったので、さほど慌てないが、だんだん衰えて来ていることは否めなくて、母と私は心配した。
それでも、元来丈夫なたちの父は回復の兆しをみせている。
そんな中、夫の実家(彦根)の兄から電話で、夫の母(92歳)がこれまた動けなくなって弱って来てると。
電話口の義母の声はいつも通りな感じだったのだが、やはり高齢なので、病院に行くよう勧めた。
即入院となった。
私は自分の実家のことで頭がいっぱいで、つい夫の実家の事は放ったらかし状態だったので、その事を義母に電話で「おかあさ~ん、ごめ〜ん。ほんとにゴメン」と半泣きで詫びたら、
義母は「ほんな事言わんでええ。アンタ、実家のこともあるやろ。○さん(私の妹)亡くなって淋しいやろし」と実家優先でいいと言う。
翌日、実家の母に義母の状況を知らせたら、母は「こっちの事はそれほど心配しなくていい。
何とか回復して来ているから。彦根に行ってこやぁ」と嫁ぎ先優先にしろと言う。
自分のことをさて置いて、お互いに相手のことを思いやる義母と母。
私はこの人たちの娘で幸せだと心から思った。
私はこの人たちのようになれているだろうか。