運転免許

ムーラン（林）です。

実は私、いまどきにしては珍しく、車を運転しない・・と言うか運転免許を持っていない。

親しい友人はもちろんそのことを知っているのだが、初めてそう聞いた人には「バンバン運転しそうなのに・・」と言われる。

なぜ持っていないのか・・と言うと・・

学生の頃（皆が教習所に通う頃）私も実は取りに行こうと思った。家の近くに教習所があったし。

だが、そのことを夫（その頃は彼氏）に言ったら「女の子は運転せんでもいい」とか何とか言われ、今と違い乙女の私はあろうことか素直に夫（彼）の言うことに従ってしまったのである。

あの頃の私は、実に素直な女の子だった・・笑

で、免許証を取りそびれ、今に至っている。

私は生まれも育ちも星ヶ丘。物心ついた頃には地下鉄が通っていて、どこでも簡単に行け、何の不自由もなかったおかげもある。

で、ついでにカミングアウトすると、実は結婚し子供が生れるまで、自転車にさえ乗れなかった。これもずっとその必要性を感じなかったとも言える。

が、さすがにこれは子供が生まれ不自由を感じたので、近所の友人に「今日もお願い」と頼み、近くの公園で手伝ってもらい自転車に乗る練習をした。

しばらくは買い物もその友人に必ずついてきてもらい乗っていた。

オトナになってから自転車の練習なんてカッコ悪いもんですよ～

おじさんに当たりそうになり叱られたことも・・

でもあきらめずに練習してよかった。友人のおかげ。

今ではどこでも自転車で行けます。少々の坂でもなんのその。結構暴走します。笑。

話を車の運転に戻すと・・

私は、今になって「運転免許を取っておけばよかった」と少し後悔している。

実家の両親が高齢となり、父の病院通いに私が運転できれば・・と思うことしばしば。

実家もずっと星ヶ丘だったら不自由もなかったけれど、今は郊外に引越しているので特にそう感じる。

でも、夫自身も自分が若かりし頃（40年も前・・恐ろしくなる）に発した言葉をちゃんと覚えているので、私の実家の用事（車が必要な）も快く引き受けてくれる。そこは感謝している。

私が夫に対して感謝の気持ちを持つために、これも必要な成り行きだったのかな・・と最近は思うようにしている。

（幸い我が家も地下鉄沿線で便利だし。）