あきらめないこと

ムーラン(林)です。

2017年が明けました。今年もニンカンネットの活動をよろしくお願いいたします。

私にとって今年初の「よもやま話」を。(本当は昨年末に書いていたのですが・・)

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もう5年以上前のこと、近所の公園でよく見かけたおじさまがいた。

その頃60代半ばか・・と思われたのだが、おそらく脳梗塞を患い半身が不自由で、でも毎日のように公園で杖を片手に歩く練習をされていた。

本当に真面目に、歯を食いしばるように、小さな小さな一歩だが、懸命に、一歩また一歩と。

私は見かけるたびに心の中で「頑張ってください」とエールを送っていた。

ここ最近お見掛けすることもなく、私も忘れていたのだが、先日、買い物帰りに見覚えのあるおじさまが・・そう、そのおじさまに久しぶりにお会いした。

「えっ??」ビックリした。本当に。

杖こそは持っていらっしゃるのだが、とてもすんなり足を運んでおられる。

それは「スタスタ」とも言っていいような歩き方。

あの頃とは全く違う歩き方で、当然年齢は重ね70歳前後と思われるのだが、あの頃よりむしろ若々しく見えた。

 

「あの懸命な努力が実ったのだな」と思った。

話したこともない、お名前も知らない方だが、ただひたむきに歩く練習をされていたあの頃の姿が私の脳裏にサァ~と浮かんできた。

 

よかった、本当によかったですね。

あきらめないことを教えていただきました。ありがとうございます。