初の慰問コンサート
6期、こやまんです。
先日、私の所属する合唱団が、市内の病院で慰問コンサートを行いました。
結成して4年、前身の合唱団から数えても10年ぐらいですが、初の慰問にあたり、練習もさることながら、何となく心の準備が必要でした。
「慰問」とネットで検索すると、様々な言葉が飛び込んで来ます。
自己満足、暇つぶし、上から目線、慈善・偽善…赤裸々な言葉にドキッ。
中には「年配者の上手でもないコーラスより、幼稚園生の訪問の方がいい」というような記述もありうなずいてしまう。
迎える側からすれば、そうかもしれません。
私達も「いつも練習場所としてお借りしているから、感謝の気持ちで」と申請書に書いても、どんなふうに聞いてもらえるか不安です。
舞台と違って、明るい室内のフラットな場所に観客がいるわけで、指揮棒を見ながらどこに目線を合わせればいいのか…帰る人がいたら目で追いそうで、そんなことを考えていると、「早く終わってほしい」と願うばかりでした。
開演前に椅子を並べていると、通院患者さんやその家族がだんだん集まって来て、職員の姿もチラホラ見えます。
挨拶を交え、『ローレライ』『峠の我が家』など懐かしい歌曲を合唱し、30分ほどで終わりました。
私はアルトなので、ハモリがほとんどで(7曲の内、メロディーはたったの4小節)歌詞を間違えずに歌うのが精いっぱい。
でも、気持ちよかった、今日はそれでいい。
場所にも助けられたと思います。
緑いっぱいのテラスが大きな窓越しに見え、声も反響しました。
母が生きてたら喜んだかな…お盆だし、そんなことを考えながら帰りました