野村萬斎さん『マクベス』

6期、こやまんです。

先日、ネットメンバーのムーランさんと、名古屋市芸術創造センターで、野村萬斎さん演出・主役の『マクベス』を見て来ました。

 

私は演劇自体が20年ぶりで、チケット入手が難しい萬斎さんの舞台を前から10列目のど真ん中で見られて、本当に嬉しかった。

マクベス夫人役は鈴木砂羽さんです。

シェークスピア四大悲劇の1つで、よく知られている作品なので、あらすじは省きますが、映画とはまた違う臨場感のある舞台でした。

 

冒頭の場面で、3人の魔女の有名なセリフ『きれいは汚い、汚いはきれい』を聞いただけで、もうゾクゾク。

この3人の俳優は、魔女の他に、ダンカン王、殺されて亡霊となるバンクォー、マクベスの敵となるマクダフなどいくつもの役をこなし、場面展開が面白かったです。

最初はモノトーンの衣装、背景であったのが、終盤にかけて色彩が鮮やかになっていき、その中でマクベス夫妻の命運が尽きて行きます。

ポランスキー監督の映画(1971年)やBBCのテレビ用の作品とはまた違う、和のテイストも新鮮でした。

 

イギリス大好きな私にとって、EU離脱問題でドキドキしたり、ビートルズ来日50年記念でワクワクしたりの1ヶ月…その最後を締めくくるような『マクベス』の舞台でした。

スコットランドもいいなぁ