ちょっと悲しい
6期、古山です。
神戸に一泊して「大英博物館展」を見た翌日、あべのハルカスに行って来ました。
天王寺駅から直結で、展望台まで行かなくても、上階のホテルロビーや食堂街から大阪の街を一望できます。
阿倍野は、10年近く前、夫が単身赴任で住んだ町で、懐かしい響きがあります。
その頃、私は奈良大学のスクーリングのため、夫のマンションに泊まり、近鉄をたどって奈良まで行き、授業と試験を受けて、帰りには駅で夕飯の物を買って帰るというのを年3~4回やっていました。
あべのハルカスからかつてのマンションのあたりを見降ろした時、阿倍野筋(あべのすじ)に市電がなく、線路も撤去されているのにまずビックリ。
地上に出て一回りすると、おばちゃん達が頑張ってた豚カツ屋もなく、天王寺駅の構内もスッキリしていて、何か違う。
夫が車で着任挨拶に回っていた時、運転手さんが「この辺、一本中に入ると、まだあたり屋が出ますねん。気ぃ付けて下さい。」と言われて、「どんな所?」と思ったけれど、そんなことも忘れそうなツルンとしたきれいな町になっていました。
猥雑でない阿倍野に、少し涙が出ました。
日本全国、どこへ行っても、チェーン店だらけ。
誰でも知ってるコーヒー、ファストフード、ファストファッション、スーパー、居酒屋がオンパレードで全国展開。
駅前は町の顔なのにね。