キウイの芯

 

榊原(葉っぱ)です。

今年の夏はキウイをよく食べた。
キウイフルーツはビタミンCはレモン8個以上、食物繊維はバナナ3本分、ポリフェノールもしっかり含まれている優れものと聞いて、毎日せっせと食べている。

私がキウイというフルーツを知ったのは、子育て真っ最中の頃だったかな?
きゅうりのことを間違って言っているのかと思った。
生協の共同購入をやっていたので、試しに買ってみた。
食べ頃もよくわからなかったから、届いてすぐ食べてみた。
口に入れてみると美味しかったが、何か異物があった。
あわてて吐き出すと、小さな木の片がでてきた。先が尖っている。
なんだ!!これは爪楊枝じゃないか!!
私は生協に電話した。「キウイの中に爪楊枝が入っていました!!」
すぐ生協の担当者が家にやってきて「すみません、すみません。」と平謝り。
私は「食べ物の中にこんな危険なものが!!こどもたちが食べたらどうするんです⁉」と袋にいれたキウイからでてきた爪楊枝を渡した。
「原因究明してもらわないとこれから怖くて食べられない。どの段階で爪楊枝が入ったのか調べてください。」と私は言った。
数日後、生協から返事があった。
「調べてみたのですが、どの段階で入ったのかわからないのです。爪楊枝が入る工程がないのです。すみません。」
私は「そんなことでは困ります。もうキウイは食べません。」と怒って言った記憶がある。(私ってなんて嫌な奴)

その後何年かしてそんなことがあったことも忘れキウイを食べた。
前食べたものより少し熟していた。爪楊枝はなかった。
美味しかったからまた次も買ってみた。食べてから少し硬いものが口に残った。
吐き出して手のひらに乗せてじっと見た。

わかった!!
それはキウイの芯だった。
何年か前の爪楊枝もキウイの芯だったのだ。

生協の担当者さん、ごめんなさい。そそっかしい私を許してね。
今年はキウイを食べるたび、そのことを思い出した。