合同同窓会の日ーその2
ホテルの会場では、「ああ、南短が無くなったんだな」と実感するようなことや、「最後なんだな」などと、一瞬、一抹の寂しさを感じつつも、次々やってくる先輩方(なぜか11期は一番下)と、あいさつ代わりに「あれやろ!」「こっちも!」と叫びつつ準備開始。
「口も動くが手も動く」人関生と一緒に何かをするときにいつも思うこと。今回も準備の段階から賑々しく、次々といろいろなものが形作られ行く。
わたしは入口近くの掲示板を10期のお二人と作っていく。
「こっちにこうしたら」「いやこれはここでしょ」「それがいい」と意見を言うことと了解を伝えること。人関生にとっては当たり前のことをさらっとできる関係が心地よく事は進んでいく。
実は3人(もう一人5期の先輩も加わって)で、人関年表を作った仲間。作業中も、大いに脱線しつつ進めたもの。掲示しながら「見て、いろいろ話してくれると嬉しいね」と言いたくなるほど大事なもの。(何人かの方が指をさしながら、見てくださっていたのを知っています)
次に貼るのは先生方からのメッセージ。どれを見ても先生の顔が浮かび、声が聞こえてくるようなものばかり。作業している3人にとってもやはり大切なものなので「落ちないように」慎重にかつ大胆に貼り付けている間に次の作業時間になっていた。
わたしは担当だった記念品の場所へ移動し、手助けしてくれる4人の方たちに手順をお伝えし、ほとんど丸投げでまた掲示板に戻った。
掲示を終えて記念品の場所に戻った頃には、わたしがすべきことが見つからない。「ほんと、ありがたい」と思いつつ、お任せすることにした。
やはり開始時間が近づいてきたが、受付にはたくさんの人が居る。どうしたものかと思ったが「中へどうぞ!」と声をかけるくらいしか、できそうなことが見つからない。それでも、入り口に突っ立っていたおかげでいろいろな方に声をかけ、声をかけてもらった。
「星野先生がまだ来ていない」という声が聞こえてきた。広い会場なので、あっちとこっちで伝わっているのかどうか、心配になって受付に行くと「今お呼びしてもらってる」とのこと。もうすぐ先生が顔を出してくだされば同窓会が始まる。
なんだか、入り口の前でワクワクしていた。