気になること
ムーランです。
私はいたって大ざっぱな性格で、良くも悪くも細かいことは気にならない人間である。
けれど、変なことが時々気になって引っかかる。
最近の気になることは・・
「いつの間にか言葉が変わっている」こと。
まず、ラジオやテレビを聴いていて、ここ2~3年気になって仕方ないことがある。
どうやら、いつからか湯桶読みはしないことに決まったのか、アナウンサーは「松阪牛」を「まつさかうし」と言い、「土佐犬」「柴犬」を「とさいぬ」「しばいぬ」と言う。
私はずっと「まつさかぎゅう」「とさけん」「しばけん」と言っていた。
地名もしかり。
「○○町」を「○○ちょう」と言っていたのが、いつのまにか「○○」が訓読みなら必ず「○○まち」と言う。
いつからそんなことが決まった? 私は違和感満載である。
それから、人物名。
随分前ではあるが、私はテレビでクイズ番組を観ていた。
ある問題に私は「答えはシーザーだ」と思った。でもその後出された正解は「カエサル」
誰も「シーザー」の「シ」の字も言わない。
「カエサルとは何ぞや??でもその答えは絶対シーザーだ!」と思い、息子に聞いてみた。
息子は「ユリウス・カエサル」と言う。私は「ジュリアス・シーザー」。
どうやら、同じ人物のことらしい。
おそらく原語のラテン語により近い音は「ユリウス・カエサル」で、
「ジュリアス・シーザー」は英語の読みなのだろう。
もう一つ。これもクイズ番組で判明したこと。
皆さんは浮世絵『東海道五十三次』の作者は「歌川広重」ですか? 私は「安藤広重」と習った。
この時も「そんな人知らん!でも名は同じだな・・」と思い、息子に確認。
やはり息子は「歌川」と言う。ただ、「安藤」ともチラッとどこかに書いてあったとか。
そりゃ、私が覚えた頃はずいぶん昔である。
でも、変えるのならそう言ってほしい。「いつのまにか・・」は困る。
その都度、私は「自分の記憶がおかしいのか」と思い、調べなくてはいけない羽目にあうのだから。
そういえば最近は、韓国や北朝鮮の人名は日本語読みをしないな・・
でも中国人の名前は相変わらず日本語読みだぞ・・それは差別ではないか?
そのうち中国語の読み方になるのか? 中国語は難しいからならない??
そう言えば今や当たり前に言う「ベネチア」、以前は「ベニス」だったな・・
これは似ているので「そういうことね」と、いつの間にかすんなり受け入れているが。
しかし、「カエサル」には驚いた。
あまりの違いに。