古典の読書会
6期、こやまんです。
今月から、ある大学の先生が個人的に主催されている『保元物語』の読書会に参加することになりました。
『保元物語』は、平安時代末期、1156年の保元の乱の顛末を表した軍記物です。
時の上皇と天皇の争いがきっかけで、摂関家(藤原氏)・源氏・平家内の争いも巻き込み、次に続く平治の乱の予兆を示しており、数年前の大河ドラマ『清盛』の初めの部分にあたります。
友だちには「何でまた、そんな小難しいことを?」と言われますが、『平家物語』(私の好きな吉村昭氏の訳)を読んでから、その前の時代も深く知りたいと思ったからです。
そして、洋の東西を問わず、内乱や合戦物が大好き…西洋なら十字軍、百年戦争、フランス革命、中国なら春秋・戦国時代や司馬遷の『史記』に書かれている時代、日本だったら戦国時代や幕末が好きです。
関西地方の大学の卒論に選んだのは、15世紀、イングランドの薔薇戦争でした。
何より、通史や歴史書に書かれている人間ドラマに惹かれます。
親子の情、友情、主従関係はもとより、世代交代、領土拡大、権力闘争など今の世界情勢と変わらない物がそこにはあり、「人間って時代が変わっても変わらない」ということを実感します。
読書会では、原文を読みながら武士が台頭していく860年前の世界を味わいます。
月1回のペースなので無理なく続けられ、場所も繁華街のビル(大学のサテライト教室)というのもありがたい。
大学院並みの内容で予習が必要ですが、私の親世代と思われる方々の博識なこと!
ついて行けるよう頑張ります。