『アルケミスト』

ムーラン(林)です。連投かな。。

今日は友だちと映画を観に行く予定だったが、あまりの雨のため延期。

ヒマになったので「よもやま話」書こう。久しぶりに本の紹介を。

表題は、かなり前に購入していたものの、何となく積読状態だったのを発見し、少し前にやっと読んだ本である。

ブラジル人のパウロ・コエーリョが書いた世界的ベストセラー。

翻訳本なので、多少それなりの入り込みにくさはあったものの、やはり噂通りの良い本であった。若い人にぜひ読んでもらいたい。

 

お告げによって宝(夢)を追い求め、旅をする少年の話である。

アルケミストとは錬金術師のこと。この小説の中には、旅をする少年に関わる何人かの人々が出てくる。

少年に色々な影響を与えるのだが、なかでも錬金術師は要所要所で少年の心を動かしていく。

この本を読んで、なぜか「星の王子様」を思い出した。

でも「星の王子様」ほど分かりにくい(私だけかな?)内容ではない。

 

夢を追い求めることの困難・素晴らしさを錬金術師は様々な言葉で少年に伝える。

その中の二つを。

「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求しているときは、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」

「夢が実現する前に、大いなる魂はおまえが途中で学んだすべてのことをテストする。それは悪意からではなく、夢の実現に加えて、夢に向かう途中で学んだレッスンを、お前が自分のものにできるようにするためだ。ここで、ほとんどの人があきらめてしまう。これは、われわれが砂漠の言葉で『人は地平線にやしの木が見えた時、渇して死ぬ』と言っている段階なのだ。

すべての探求は初心者のつきで始まる。そしてすべての探求は、勝者が厳しくテストされることによって終わるのだ」

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