最近の私の楽しみ
オダです。
近頃、日本の歴史を描いた漫画にはまっています。
それは、里中満知子さんの「天上の虹」です。1986年から続いている漫画です。
近くの文学館(図書館に似た機能の館)で1巻から20巻まで借りて読みました。
この漫画は女性天皇の持統天皇のお話です。夫の天武天皇の遺志を受け継ぎ、
近代都市・藤原京遷都、律令の発布、国史編纂など、近代国家形成に尽力した天皇です。
この時代は天皇になれるのは①父が天皇②母が皇族が常識でしたが、時の勢力によって、例外や拡大解釈がまかりとおっていたため、皇位継承をめぐって争いが起きていた時代です。
皇族同士の結婚も血のつながりを重視するので、叔父と姪の婚姻はよくあること、兄妹でも父が同じで母が異なれば婚姻可能です。娘は勢力拡大の道具になっていました。これは戦国時代の武将の戦力拡大と同じことです。女性にとっては大変な時代だったのです。
少し前の漫画繋がりで、今東京の六本木ヒルズで「私のマーガレット展」(2014.9.20~10.19)をやっています。
1963年創刊、創刊から50年にわたって多くの国民的な漫画を生み出してきた名作を原画やパネル展示の企画です。
「ベルサイユのばら」「アタックナンバー1」「エースをねらえ」「花より男子」など昔懐かしい漫画が、世代を超えて読み継がれているのです。
歴史物の漫画は時代背景がしっかり描かれているので読んでいても面白いし参考になります。
里中満知子さんは、NHKの歴史を語る番組も出演されています。