Light My Fire !!
16期スギタです。
9月6日の命日を控えて、ニンカン・ネットのメンバーと
津村先生とで、故メリット先生のお墓参りに出かけました。
メリット先生は、八事霊園の一角にある日本聖公会の共同墓地で
眠っていらっしゃいます。
私にとっては初めてのお参りです。
先輩方に、「ところで16期の頃って、メリット先生はいらっしゃったの?」と
聞かれましたが、私たちの頃には残念ながら既に引退されていました。
ですが、実は私にはひとつだけ、メリット先生とのステキな思い出があります
確か2年生の夏休みだったと思います。
グラバア先生の「創造性開発」という授業で、長野の山間に住むメリット先生を訪ねました。
その集落の集会所に寝泊りして、自らの裡にある「創造性」を目覚めさせるための多様なプログラムを
1週間かけてじっくり取り組むといった内容でした。
(文章化すると高尚だけど、実際にやってみたことはとにかく激しかった~~~
ま、ニンカン生ならわかると思いますがっっ)
で、到着してまず始めたことが確かTシャツのデザインだったと思う。
真っ白なTシャツに、布に絵を描けるタイプの絵の具で各々好きなように
絵やら模様やら、字を描いていくものだったと思います。
これは、初めのプログラムだったので、これから過ごす1週間の期待やら意気込みやらを
そのデザインに託す!!と理解した私は、いろいろ考えたわけです。
(これで私の1週間が決まる!!くらいの気合で取り組んだハズ・・・)
私が思いついたのは・・・・
真っ赤に燃えるハートでした
そう、気合入ってましたので。
で、ハートはバックプリントにして、表はカッコよく英語の文句でも
入れてみようかなーなんて思い、いろいろ考えあぐねたわけです。
当時聴いていたロックの題名やら、歌詞やらいろいろ思い出し思い出し・・・
(たぶん、その頃は今じゃ比較にならないほど、次から次へと思い浮かんだことでしょう)
で、そのうち「これだ」と思い浮かんだので、私たちのやってる作業を優しく見守っていてくださる
メリット先生に尋ねました。
「ハートに火をつけて、って英語でなんと言うのですか?」
「Light On Fire.」
とても流暢な英語で(当たり前です)、メリット先生は私に屈託ない笑顔と共に応えてくださいました。
(以下私の心の声・・・ですので多少お聞き苦しい点をお許しください)
ええーーーーー!!!
メリット先生すげーーーーそれってDoorsじゃん!
先生Doors知ってんの???ジム・モリソン知ってんの???
おじいちゃんなのに、神父なのに・・・めっちゃカッコいい
はい。
本当に私はめちゃくちゃココロを揺さぶられたのです。
(そういう感覚って、けっこう覚えているものです)
そしてその文字を、一気に真っ白なTシャツに描きつけました。
これが、私のたったひとつのメリット先生との思い出です。
先生は覚えてらっしゃるかな。