母90歳

ムーラン(林)です。

実家の母が先日90歳になった。

父が4年前に亡くなって以降、ずっと一人暮らしをしている母。

最寄りのスーパーは歩いて15分ほどかかるので、買い物にはなるべく夫の運転で私も一緒に行くようにしているのだが、たまに自分で歩いて行くこともあり、年齢の割に健脚だった。

その母が昨年暮れに自宅で尻もちをつき、動けなくなった。整形外科に連れて行くと「圧迫骨折」との事。

母はかなり凹んだ。どうもその日、出かける予定があり、ちょっと慌てて、いつもと違う動きをしてしまったらしい。その結果の尻もち。

「なんであんな事したんだろう」と母は後悔&反省しきりだったのだが、起きてしまった事は仕方ない。早く治す事とコレからどう対処して行くかが大事、と私も覚悟をした。

でも幸い、痛み止めを飲んでいれば何とか家の中では動けたので、入院もせず、私が実家に泊まり込むこともなく、2ヶ月が過ぎた。

着けている特注コルセットが不自由らしいが、今は、ほぼ以前と同じように動けている。

医師に「大事にしすぎて動かないでいると、すぐ歩けなくなるよ」と脅かされたのもあったので、母もなるべく動くようにしている。

「尻もちついて動けない」とスマホにヘルプ電話があり、出先から駆けつけた時は、痛そうに寝ている母を見て「今後どうなることか」と心配したが、母90歳、見事に復活した。

先日など、電話したら「今日は久しぶりにカラオケに行ってきた」と。さすがにちょっと疲れた様子だったけれど。(いつも、幼馴染みの住む、三重県の多度まで近鉄で行く)

まだ介護保険も全く使っていない。ありがたいことだ。

目下の母の楽しみは、6月に生まれる予定の息子夫婦の第1子に会うこと。3人目のひ孫である。

春休みには東京の娘一家も呼んで、息子夫婦も一緒に、少し遅れた卒寿のお祝いをしようと思っている。

その頃にはきっと、コルセットも取れ、動きやすくなっていることだろう。