今年一番の頑張り
ムーラン(林)です。
何かを「必死に頑張ってやる」ってことは、およそない私だが、今回ばかりは頑張った。
何をか、というと、お習字である。以前にもココに書いたことがあるが、お師匠さんは津村先生の奥様。
おしゃべりして、コーヒーを飲んでと、いつも何がメインだか分からない状況だが、とても楽しく続けている。
その書道教室の「書作展」が23、24日にあった。年1回で、今年で4年目である。
毎年自分が書きたい文字を書かせてもらえるのだが、今年、私はまず「日日是好日」と友人にもらった色紙に書いた(正確には色紙には書かず半紙に書いた物を貼った)。これは比較的早く出来上がったのだが、問題はもう一つの作品でして。。
4人で、「春、夏、秋、冬」をテーマとした四つの漢詩をそれぞれ書くことに挑戦した。(もちろん、有名書家のお手本ありですよ)
1人の生徒さんが「夏」を書いていると聞き、残りの3つを、例によっておトボケなおばさん3人(はい、ニンカン生)が軽いノリで乗っちゃったのである。
因みに私は「春」担当。
しかし、それは「半切」と言う、大きな紙に書かなくてはならない。
「夏」を書いたのはずっと書道をやっている方で、若いし、私たちとはレベルが違う。
立って書かなくてはならないほど大きな用紙に、2行14文字。
大丈夫か? 私たち。 いえ、全然大丈夫じゃなかった・・・
「この字は上手く書けたけど、こっちがダメ」とか、あまりの字の多さに私など字を飛ばしたり・・(漢文で、意味をとらえて書くところまでの余裕はなく、ひたすら文字を並べて書いているだけなのでこうなる)
何度挫折しそうになったことか。
「エライものに手を出してしまった・・」と、本気で後悔した。
でも4部作。1つ欠けても、それは何だか申し訳ない。 スキルもない上に、集中力に欠けるおばさん3人、頑張りました。
泣きそうになりながらも、何とか。
不思議なもので、必死になっても書けない時は全く書けない。
でも突然、気持ちよ~く書ける時が来るのです。結局その一枚がベストとなる。
そのあと「もう少し」と思って頑張ってみても、やはりそれ以上のものは書けない。
タイムリミットのギリギリ、何とか書き上げることができた。
書作展のその日、大きな4部作がそれぞれ立派に表装され展示されているのを目にして、感動した。それは圧巻だった。
頑張った甲斐がありました。 全くもって無謀な挑戦だったが、それなりに何とか形になり、大満足。
多くの友人たちが見に来てくれて、褒めてくれて、嬉しかった。
今年も終わろうとしているが、私は最後に今年一番の頑張りで一年を閉められる気がする。
(いや・・まだ年末の大掃除があった・・頑張るべきものが・・はぁ・・)
写真は恥ずかしながら、私の作品です。