2度目の読書

ムーラン(林)です。

私はこの「よもやま話」で、何度か本の紹介をしてきた。

すべて、読んでとても良いと思った本で、たくさんの人に読んでもらいたいからである。

 

私は活字中毒と言っても過言ではなく、常に何か読んでいないと気が済まない。

ここ最近、手元にある本は全て読んでしまったので、「新しくゲットしてこなくちゃ」と思っていたのだが、買いそびれていた。

で、「そうだ、かつて読んで良かった本をもう一度読んでみよう」と思い立ち、引っ張り出してきて読んでみた。

立て続けに2冊、2度目の読書をした。

 

で、その結果。

どちらもボンヤリ内容は覚えている。そしてどちらも最初に読んだときは、とても面白いと思った本である。

特に大きく感動したと記憶にある1冊は「あれ・・こんな感じだっけ・・」となった。

これは2回目だからなのだろうか? それとも私の心が鈍感になったのだろうか?

確か泣けてきたはずなんだけど・・なんだかちょっと肩透かし・・

 

もう1冊の方は、内容的に感動するものではなかったと記憶していたのだが、

何だかラストに「うわぁ~」と感動というか、「そう来ましたか」となった。

(このラストをすっかり忘れていた私、どうなの?とも思う)

 

読書って・・多分その時、周りで起きている出来事や自分の置かれた状況や気持ちによって、

そこから受け取るメッセージや感動が違ったりするんだろうな、と思った。

 

私が本好きになったきっかけは、小学生の時読んだ、ジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』である。

あの時受けた感動は今も覚えている。読了した時、我が家のどこにいて周りに何があったかも目に焼き付いている。

その後『海底二万マイル』『八十日間世界一周』と続けて読み、すごく面白かった。

 

あれから半世紀。今、これらの本を読んだら私はどう感じるのだろうか?

もう一度読んでみようかな。

小学生の私はあんなに感動したのに、今、な~んにも感じない私だったら、ちょっとショックなのですが・・・

 

2度目の読書もちょっと面白いかも。 本