『世界の果ての通学路』

ムーラン(林)です。

表題の映画を観てきた。映画フランス製作のドキュメンタリー映画である。
ケニア・アルゼンチン・モロッコ・インド、それぞれの国に住む4組の小学生たちの通学風景を淡々と映し出していた。

ケニアの兄妹は、広大なサバンナを動物たちからの危険を回避しながら15キロの道のりを2時間かけて毎日走る。
時に象の群れと遭遇し、兄は妹を気遣いながら全力で逃げる。
アルゼンチンの兄妹は馬に乗り、18キロの悪路をひた走る。前に乗りたがる妹のわがままを時には聞いて。
モロッコの女の子は、途中仲間と待ち合わせしてアトラス山脈22キロを4時間かけて歩く。
町では通りすがりの車に乗せてもらいながら。彼女たちは全寮制なので毎日ではないが。
そしてインドの3兄弟。兄は足が不自由で車いす生活。
ボロボロの車いすを二人の弟が押して引っ張って学校まで連れて行く。
川を渡ったり、道なき道を1時間以上かけて、毎日。
途中で車いすのタイヤが壊れたりするが、何とか大人に助けてもらい学校に着く。
着くと生徒たちが駆け寄り、車いすを手伝う。

皆、環境はそれぞれ全く違うが、思いは同じ。「学びたい」
「学べること」に喜びと誇りをいっぱいに抱いているのが本当によく分った。
どの子も共通して、目がキラキラしているのである。ぴかぴか (新しい)
そして最後に、それぞれ「夢」を語る。

誰もが学んだ先にある明確な将来を語っていた。
「学ぶこと」に対する高いモチベーション、そしてそれを支える家族の強い思い。
・・じわ~っと感動した。ぴかぴか (新しい)

どこぞの小学生に観て欲しい。

世界の果ての通学路