7人で鳥羽、伊勢に行ってきました。

榊原(葉っぱ)です。

11月下旬、総勢7人車で鳥羽、伊勢方面に行ってきた。

娘の夫と娘と孫ふたりと娘の夫の父(じじ)と娘の夫の母(ばば)と私(あーちゃん)だ。どうしても婿とか舅とか姑という言葉を使いたくないので、ちょっとややこしい。

私の夫が亡くなってから、じじが気を遣ってくれて、このメンバーで年に1回旅行に行っている。いつも、じじがプランを立ててくれるので、私は行き先も宿もよく知らずミステリーツアーだ。

昨年は愛媛まで行ったが、今年は近場でのんびりして美味しいものを食べようということになった。

ばばはいつも人数分のお茶とお菓子を用意してくれて、車の中では、みんなで「私は誰?ゲーム」をして大盛り上がり。まるで遠足。

孫たちが楽しめるようにとパルケエスパーニャにも行った。何十年ぶりだろう。私も子供たちを連れて来たなと思い出す。混んでもいず、空いてもいず、ちょうどいい混み具合。全員でプリクラを撮った。ナチュラル系で。なので、私はしっかりとおばあさん顔。でも、みんな楽しそうに写ってる。

宿に着いた。古い3階建ての民宿である。受付には、日焼けしたおじいさんがいた。頼りなさそうなおじいさんに部屋を2部屋案内されて、一抹の不安が・・・。「私ホテルに慣れていてタオルとか寝る時の服とかないけど、あるかな?」娘がクローゼットを確認して「大丈夫、浴衣がある。歯磨きセットもタオルもバスタオルもある。」と言った。

部屋は15部屋くらいあるけど、客は私たちの他にはあと2組くらい、ちょっと不安になった。

さて、食事である。1階の食堂に行くと、まぁ驚いた。たくさんの海鮮が用意されていた。

伊勢エビ、サザエ、ヒラメ、フエフキダイ、ホタテ、ウニ、ホラ・・・私の知らない魚たちもいっぱい。そして、どれも美味しい。いろんな料理が出てきた。

全部、宿のおばさんが作ったものだ。おばさんははずかしそうに料理を出してくれる。私たちは「これは何ていう魚ですか。」と聞くと、おばさんは丁寧に答えてくれる。

小1の孫は、おとなの私たちよりもたくさん「美味しい、美味しい。」と食べていた。私もお腹いっぱい食べた。孫と部屋に戻ろうとすると、孫が厨房をのぞいていておばさんに「ご馳走様でした。美味しかったです。」と言った。おばさんは嬉しそうだった。私もうれしかった。この宿はおばさんの料理で成り立っているのだな。

部屋のお風呂はお湯が出なくて使えないようなので、大風呂(・・・と言っても大きくないけど)に行った。女風呂は娘とばばと私で入った。ところが、3人いっぺんに使うと、私のシャワーだけ突然水が出てくるのである。私は毎度もきゃーと悲鳴をあげ、あわてて湯舟につかり、髪を洗うのを諦めて出てきた。その話を孫がばばに聞いたらしく、私に「あーちゃん、水が出てきたんだって。」と大笑いしていた。

次の日の朝食も美味しかった。

宿の設備は古く、ホテルや旅館のようなおもてなしはなかったけど、料理がとても美味しかった。おばさんの人柄が出ていたし、私はちょっと頓珍漢なあの日焼けしたおじいさんも好きだ。

石神神社と伊勢シーパラダイスと伊勢神宮に行って帰った。楽しかった。

また来年7人で行きましょう。