あーちゃん
榊原(葉っぱ)です。
ゴールデンウィークが終わった。
ピアノの上に、窓ガラスに,小さな手の跡が残っている。
お菓子を食べた油まるけの手で触るから、そのまま跡が残っている。
ふくのもなんだかもったいなくて、そのままにしている。
「あーちゃん、おみやげだよー。」って旅行のお土産を持ってきてくれた。
次の日は「あーちゃんがいい。」と一緒に親子クッキングに参加。親子じゃないけど。
それから、あーちゃんちのお庭でバーベキューをした。
その日、「あーちゃんちにとまる」と言って、ひとりで泊まった。
5月5日は鯉のぼりを出して、背丈を測った。
「1年前よりこんなに大きくなったね。」と言うと、「あーちゃんのたからものがおおきくなったね。」と言った。
「あーちゃん」「あーちゃん」と何度も呼ばれる。
幼稚園の先生にも「あーちゃん」の話をよくするらしい。
先生は「?」「?」「あーちゃんって誰?」
あーちゃんは、ばあちゃんです。
初孫が生まれた時、私は自分のことを「ばあちゃん」と言っていた。
娘が驚いて「ばあちゃんでいいの?」ときいた。
いいよ。だって、ばあちゃんだもの。
でも、孫は私のことを「あーちゃん」と呼んだ。
「あーちゃん」はかわいらしくて気に入っている。
「あーちゃん」「あーちゃん」「あーちゃん」上の孫は何度もそう呼ぶのに、下の孫は私のことを「ばば」と言う。