ファーストシューズ

榊原(葉っぱ)です。

孫がよちよち歩くようになった。
5、6歩行っては倒れてしまったり、急ぐ時ははいはいの方が速いのではいはいになってしまったり、
まだぎこちないが日に日にその歩数は増えてきているように思う。

歩くことが楽しいようで、満面の笑みでこちらに向かってくる。
歩くことが上手になったら、もうはいはいはしなくなってしまうのかな。
それはそれで寂しいような・・・。

子どもって毎日全力で遊んでいるのだなと思う。
そして、できなかったことがいつのまにかできていたりする。
届かないと思っていた所も、背伸びをしたり何かを足台にしたりして、知らぬ間に届いたりする。
毎日が一生懸命。そんなかわいらしい姿を見ていると、こちらも元気がでてくる。

ファーストシューズを買ってもらったらしい。
しかし、シューズをはくと気になって歩けなくなってしまうのだそうだ。
ファーストシューズをはいて外で歩けるようになるのはいつかな。
そう遠くない日のような気がするが、ばあちゃんは楽しみにしているよ。

靴箱の奥に、息子と娘のファーストシューズがしまってあるのを見つけた。
記念にと取ってあったのだろう。
そのぼろぼろのファーストシューズ、いっぱい歩いたのだろうな。
たくさんの思い出があったのだろうな。

だけど、その頃のことは何も思い出せない。
息子は娘は笑顔で歩いていただろうか。
毎日一生懸命遊んでいただろうか。
きっとたくさんの楽しい思い出があったから、捨てられなくてしまってあったのだろうと思う。

思いがけず出てきた息子と娘のファーストシューズ。
孫がファーストシューズをはいて歩けるようになったら、息子と娘に見せて捨てようと思う。
娘は「何?そんなぼろぼろの靴、捨てて、捨てて。」と言うと思う。
きっと言う。
息子は何と言うかな?「もう少し取っておいて。」って言うかな。

孫のファーストシューズ。
パパとママがあちこちのお店で探したシューズ。
シューズフィッターさんに選んでもらったシューズ。
12.5センチのアシックスのネイビーのシューズ。
これから孫と一緒に砂場で砂まるけになり、水たまりにはまり、回転木馬に乗るのだろう。
楽しみだね。