下ネタ話

お久しぶりです。
榊原(葉っぱ)です。
私ぐらいの年になると、物覚えが悪くなり、目も耳も悪くなる。
いわゆる老化というヤツだ。
私は比較的(何と比べてなのかわからないが)目はそんなに不自由なく見える。
今まで眼鏡をかけたことはないし、老眼鏡も持っていない。
新聞も裸眼で普通に読める。
最近、耳が遠くなった。
一週間前、警察に捕まった。
一時停止違反。パトカーで追っかけてきたらしい。
マイクで「そこの車止まりなさい!!」とずっと言っていたらしいが、私は全く聞こえなかった。
違反をしたという気持ちもないので、そのまま走行していた。
パトカーが私の車の横に来て初めて気づいた。
おまわりさんが
「すぐに止まりませんでしたね。何度も止まりなさいと言いましたが。逃げようとしましたか?」
と言うので、
私は
「聞こえませんでした。」
と答えた。
「ずっとマイクで止まりなさいと言っていたのが聞こえませんでしたか?」
と、おまわりさんが言うので、
「は?バイクで追っかけてきましたか?バイクは見ませんでした。」
と答えた。
「バイクじゃなくてマイクです。本当に聞こえなかったみたいですね。」
と、おまわりさんに笑われて逃げたという疑いは晴れた。
違反キップは切られたけど。
次の日、職場でのこと。
ゴールデンウィークあけに職場が新しい棟に引っ越すので、
私たちで運べるものは少しずつ運んでいる。
「モニターも運んで。」と言われた(・・ようだ)。
私は、
「えっ?シモネタ?」
と聞き直した。
「なんでシモネタなの!モニター!」
と笑われた。
なんで「モニター」が「シモネタ」に聞こえるのか、訳わからん!!!
・・と言われたが、
私も訳わからん!!
おかしくて思い出すたび一人で笑っていた。
そのうち笑いが止まらなくなって、
「50代のおばさんは訳わからん」
と言われ、
それに私がまた笑い、笑いがまた止まらなくなった。
本当、訳わからん!!!
耳が遠くなり目も悪くなったりするが、老化もなかなかいいもんだ。
若い時の私なら違反キップを切られたらずっとぐたぐた言っていた。
「運が悪かった。」
「罰金7000円だよ。それだけあったらどれだけたこ焼きが買えたか。」
って、絶対言っていた。
しかし、今回の私は「気をつけよう。」と素直に思った。
7000円も別に惜しいと思わなかった。
「シモネタ」と言ってしまっても笑いとばせるようになった。
そう言えば私の友だち(もちろん50代)は、下仁田ネギのことをずっと間違えて
「下ネタ葱」と言っていた。
黙っていれば綺麗な上品な奥様風の友だちだから、本当におかしい。
いいな、年をとるのも。
でも、最近少し困ったことがある。
「よもやま話」が書けなくなったことだ。
言いたいことをうまく文にして伝えることができなくなった。
言葉がでてこない。
なんていうのだったか思い出せない。
今度は「下ネタ話」ではなくお上品なお話を書いてみたい。