空
榊原(葉っぱ)です。
空を見上げるのが好きである。
春の空、夏の空、秋の空、冬の空。
おぼろ雲、入道雲、ひつじ雲、いわし雲。
空の青さも日によって、場所によって、違う。
毎日、空を見上げている。家の中から、車の中から、散歩の途中で。
空を見上げて流れる雲を見ていると、同じものはないのだなと思う。
同じ雲はそこにはないのだ。形がどんどん変わっていく。
私たちだって同じだ。昔の私はもういない。今日の私ももういない。
今苦しんでいる自分ももういない。今悲しい自分ももういない。今幸せな自分ももういない。
「何言ってるの?」と思われるかもしれないけど。
空を見上げて、流れる雲を見ているとそう思う。
あると思ったらない。ないと思ったらある。結局、何もないのだな。
何だかすっきりする。
永遠のものなんてないのだ。ずっと同じものはないのだ。
あるのは今だけだなーと。
空を見上げてぼーとしている人がいたら、たぶん私です。

