長尾文雄先生のご逝去に際して
11期の藤田です。
人間関係科の初期から、学内の授業にも、Tグループの外部スタッフとしても関わってくださった、長尾文雄先生が12月17日(日)の午後に逝去されました。
学生時代に関わりのあった方もいらっしゃると思いますが、わたしは2000年以降、Tグループのスタッフとして関わる機会を得てから、年に2~3度お目にかかるようになり、この1年はオンラインでのミーティングで、月1でお会いしていました。
ご存じのように、長く車椅子での生活を送られていました。2000年の頃はご自身でお食事をしていらっしゃいましたが、だんだんと腕を胸のあたりまで上げることも難しくなり、食事も完全に介助が必要になっていましたが、いろいろなことに関心があり、興味を持ち、意欲的が衰えることはありませんでした。先生はすごいなあと思うことばかりでした。
前夜式と葬儀式は西宮・甲子園の教会で執り行われました。
わたしは前夜式に参列しましたが、ご家族は「突然のことで、きっと本人が一番驚いているでしょう」とおっしゃっり、牧師さんは「仕事が残っていると言っておられました」と、まだまだ、仕事や生を楽しむことにも意欲的だったことがうかがわれました。きっと今は、途絶えていた旧交を温め、忙しくあちこちと歩き回っていらっしゃるだろうと想像しています。
※写真は2023年6月研修でご一緒した際に、「先輩に送りたいので写真を撮らせてください」と言って撮影したものです。朝食の最中で、スマホのカメラを向けると、「まだ、口の中に残っている」とか、「襟はちゃんとしてるか」とか、なかなかシャッターを押させてもらえず、「『ええ男』で写らないとですね」と申し上げると「そうや!」とお茶目に笑っていらっしゃいました。