榊原(葉っぱ)です。

『葉っぱとムーランのよもやま話』という本を出して、はや2年になる。
先日、友だちから「近所のカフェでこの本読んでた。やっぱりこの本はスルメだね。前に読んでいるのに、またニヤニヤしたり、ジワーときたりした。」とラインがきた。
嬉しい気持ちとともに気恥ずかしい気持ちになった。
あれから2年か…。はや2年か、もう2年か。
ムーランと還暦記念として作った本である。ブログをまとめたものだから、50歳代の私たちである。
私も時々読み返してみるが、真面目だなと思う。「還暦」「還暦」と騒いでいたあの頃は若かったなと思う。
電車で席を譲られて大騒ぎだった。

20代から30代に、30代から40代に、40代から50代になった時はそんなに体に変化はなかったと思うが、50代から60代に、還暦をすぎると、私は自分の体の衰えを感じるようになった。
あいかわらず、おっちょこちょいで抜けたことをしているのは変わらないが、無理がきかなくなった。
無理をすると、必ず調子が悪くなる。
水泳も運動も好きで続けているが、若い人たちに負けずと頑張ると、どこかよくないことが起きる。
年を取るとはこういうことかと実感する。
しかし、体は衰えるが、心は平になっていく。
他人と比べることがなくなった。欲も少なくなった。
毎日が暇だ。時間をたっぷりと持っている。といって、何かしなくてはとは思わない。
急がなくなった。待つことが苦痛じゃなくなった。
病院の待ち時間も以前はまだかまだかとイライラして待っていたけど、今は本を読んだり人間ウォッチングをしたりして気長に待っている。

鏡を見てみる。やっぱ、60代の顔だよなぁ。
「え!そんな年?若く見えますね。」と驚かれても、それは挨拶みたいなものだ。
「そう言ってくれてありがとう。」と思いながらも、ちゃんと現実を見ようと思った。
そう言えば、思い出した話がある。何年か前の話だ。
娘が25歳の時、友人のお孫ちゃん(幼稚園児の女の子)に「え!25歳なの?そんな歳に見えないよ。23歳かと思った!」と言われてた。
25歳と23歳の違いはどこだろうね。

若いのは楽しいけど、年とったらとったでそれなりの楽しみもある。
そうは言っても、私は「若い」って好きだ。
映画「スタンド・バイ・ミー」や「グーニーズ」などの少年時代の冒険が好きだ。
「青い」っていいなぁと若者たちにもっと冒険してみなよと応援している。
ばあちゃんも久しぶりに外に出て、冒険してみるかな。無理はせずに。