目も快適に

6期、こやまです。

この3~4月は、目の手術があり、バタバタしていました。10年前から緑内障治療をしていて、定期的に眼科に通い、毎日目薬をさしています。2年ぐらい前に黄斑前膜(網膜の黄斑部の前に膜ができる)を指摘され、いつかは手術と思っていたけど、昨年末からそれに向けて、一気に忙しくなりました。

ことの発端は、眼科の担当医が変わったこと。新しい医師は、私が年齢的なこともあり、方眼紙を片目で見る検査を指示し、やってみたら、何と方眼紙の下2列がユラユラとたわんでいる!「黄斑前膜の手術ですね。ついでに白内障の手術もやりましょう。大きい病院を紹介します」・・・クラクラして、落ち込みました。

すぐに紹介された大病院に行き、1ヶ月ぐらいの間に、精密検査、手術前の説明、同意書などの書類対応と、ベルトコンベアーに乗せられるように進んで行きます。セカンドオピニオンも受けたので更に大変で、待ち時間の長い大病院のシステムにも慣れず、いつも不安でいっぱい。緑内障自体だって、視野が欠けているわけでもなく、何でこんなことになったのかと落ち込む日もあったけれど、あっと言う間に手術の日が来ました。

片目ずつ3週間開けて、各々3日間の入院。手術は、先に白内障をやり、続いて黄斑前膜の除去で、45分くらいかかります。部分麻酔なので、先生方の声もよく聞こえ、ドキドキして、きっと血圧も上がっていたかな。眼帯をして病室に戻り、退院まで目薬でひたすら消毒する以外やることがないのに、すごくよく眠れて、起きている時は常に何か食べている・・・一人部屋ということもあり、ゆっくりできました。

退院して1月半経ちますが、視力は劇的によくなり、嬉しいのは飛蚊症がなくなったこと。近くは裸眼で見えて、遠くだけメガネをかける感じなので、家でもメガネを置き忘れるくらい。本や楽譜がしっかり見えることが何より嬉しい!

そして、今回のことで、いろいろ考えました。担当医が変わった時は、「前の先生だったら、すぐ手術なんて言われなくて、視野検査もいつもよかったのに、何で・・・」と悩みましたが、結果的には手術してよかった。私は前の医師に居心地のよさを感じていたのでしょう。怖くても、前に進む大切さを学びました。人生100年とするなら、2/3まで来たところで、残りの1/3を快適に過ごしたいです。